詩の本の思潮社

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2022年1月28日発売 現代詩手帖2月号

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【特集】アメリカ詩の現在――多様性のリアリティ

座談会
ドロシア・ラスキー+スティーブン・カール+由尾 瞳+佐峰 存 沈黙を破るアイデンティティの声

アンソロジー
トレイシー・K・スミス SCI-FI/忘却の美術館/ガザル/ニュー・ロード・ステーション 小澤身和子+由尾瞳訳
テレンス・ヘイズ アフリカへの最終電車/お喋りの二十小節 佐峰存訳
イリヤ・カミンスキー オデッサで踊る/パウル・ツェラン/パウル・ツェラン/マリーナ・ツヴェターエワ/マリーナ・ツヴェターエワ/マエストロ 佐峰存訳
オーシャン・ヴオン 移民俳文/射出創としての自画像 小磯洋光訳
ドロシア・ラスキー 花束はとっておいて/詰まり/重荷? 小澤身和子+由尾瞳訳
リゴベルト・ゴンザレス 父が死んだ晩の満月/ヒラモンスター 山口勲訳
シャーウィン・ビツイ キャラバン/(おれはナイフを感じた……)/(おれはおれの指紋を何度もたどりなおす) 石田瑞穂+二宮豊訳
ソルマズ・シャリーフ 見る/望ましい感謝 大崎清夏訳
アンジ・ムリンコ ヌママムシ/聴音哨 佐峰存訳

作品
サワコ・ナカヤス テクスチャー・ノーツ(質感の覚え書) 他二篇 小澤身和子+由尾瞳訳

論考
佐峰 存 今、目前にひらかれる自由 アメリカ現代詩の最前線
野村喜和夫 断章 アメリカ現代詩への一瞥

小詩集
マイケルパーマー/山内功一郎訳編 ミッドナイツ より

短期集中連載
D・W・ライト編/江田孝臣訳 New York, New York ニューヨークの現代詩人たち

クリティーク
越川芳明 大きな緑色のトカゲ(下) 詩人ニコラス・ギジェンが捉えたキューバ

追悼・高良留美子
水田宗子 「母と娘の物語」を生きる 高良留美子さんを偲ぶ
河津聖恵 遥かからその声はいまも

連載詩
高橋睦郎 地獄を生きて E・パウンドへ
松浦寿輝 人外詩篇 24
落合多武 射手の考え N(皮剝物語)・最終回

小詩集
杉本 徹 海からの風 他三篇
蜆シモーヌ ぴりか/激励

受賞第一作
北爪満喜 時空に 第32回富田砕花賞受賞第一作
青野 暦 将来の夢 他一篇 第10回エルスール財団新人賞受賞第一作

作品
林 美脉子 兆しはあった
白井知子 濃霧 ヴォルガ河
平川綾真智 ●「カルピスソーダときどき雨の日」(Isaiah 43:4―)

連載
綾門優季 溶ける世界と隔たる人間 闇雲に言葉を選ばないで・最終回
小笠原 眞 井川さんの「八戸記」 井川博年『待ちましょう』 詩集偏愛図書館
福田若之 詩人の態度 渡辺香根夫『草田男深耕』 句がふるえるあいだ
藪内亮輔 ひかりのまま 西巻真『ダスビダーニャ』 昏れてゆく短歌

書評
飯田有子 受け取るものの確かさ 白井明大『着雪する小葉となって』
ヤリタミサコ くぼみとアジールと修繕と 船越素子『修繕屋ノオト』
山田亮太 天国とは他人である 青野暦『冬の森番』
水島英己 ことばの石、花 呉世栄/徐載坤・林陽子訳『千年の眠り』

レポート
清水らくは 重なる、広がる言葉 「Polyphonie――詩の未来」

月評
須永紀子 第四人称の語り手 詩書月評
山﨑修平 詩と接続する 詩誌月評

新人作品
2月の作品

新人選評
小池昌代 回路を探す
岡本 啓 終わりのありか

表紙作品=左刀大地
表紙デザイン=戸塚泰雄

定価1430円(本体1300円)


次号2022年3月号は、特集「吉増剛造2022」を予定しています。どうぞお楽しみに。

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