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トークショーのお知らせ

2009年10月23日

『顕れる詩』刊行記念トークセッション


「言葉は他界に触れている」
吉田文憲(詩人)・鵜飼哲(フランス文学者)


■日時 2009年11月21日(土)19:00~
■会場 ジュンク堂書店池袋本店 4階カフェ


詩の批評の現在形を示す、吉田文憲さんの最新詩論集『顕れる詩』の刊行を記念して、著者の吉田さん、日頃から親交があり、今回以下の推薦文も寄せていただいている鵜飼哲さんのお二人を迎え対談を行います。
「これほど危険な<読み>の実践がかつて試みられたことがあっただろうか。折口、賢治、槐多から吉本、入澤、吉増へ、同世代の詩人たちからもっとも若い詩人たちへ、吉田文憲の思考はこれら異形の表現(者)とともに、繊細に、壮絶に、揺れ、震え、回ることを止めない。詩の季節としてひとつの<時代>の相貌が、今、鮮烈に読者を触発する」。
様々な「他界」に寄り添い、関与してきたお二人とともに、あらゆる「詩」の営みの場をフィールドワークしながら、これからの「詩」を探ってみませんか。


■入場料 1000円(ドリンク付)
■定員 40名
■お申し込み・お問い合わせは
  ジュンク堂書店池袋本店 TEL03-5956-6111
  または、同店1Fサービスカウンターにてお願いします。


講師紹介
吉田文憲(よしだ ふみのり)
1947年秋田生まれ。早稲田大学文学部卒。詩集に『花輪線へ』(砂子屋書房)『吉田文憲詩集』『人の日』『遭難』『移動する夜』ほか。選詩集に『現代詩文庫106巻 吉田文憲詩集』。詩論集に『「さみなしにあわれ」の構造』『宮沢賢治-妖しい文学の物語』(以上思潮社)ほか。2001年に詩集『原子野』(砂子屋書房)で晩翠賞、2006年『六月の光、九月の椅子』(思潮社)で山本健吉賞受賞。

鵜飼哲(うかい さとし)
1955年東京生まれ。京都大学大学院文学研究科卒業。フランス文学・思想専攻。一橋大学大学院言語社会研究科教授。著書に『償いのアルケオロジー』(河出書房新社)『抵抗への招待』(みすず書房)『応答する力』(青土社)『主権のかなたで』(岩波書店)ほか。訳書にジャン・ジュネ『恋する虜』(人文書院)、ジャック・デリダ『他の岬』(共訳)『友愛のポリティックス 1・2』『生きることを学ぶ、終に』(以上みすず書房)ほか。

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