詩の本の思潮社

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吉野弘『詩のすすめ』の重版が出来ました。

2014年05月08日

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わからなさが詩を書かせる


私がある言葉に出会って興味を喚起されるのは、言葉の意味の重層性に立ち会うときだということができそうです。それは、簡単に言いますと、日常使い馴れている言葉のある一つの意味が、ぐらついてしまって、一つの意味だけでは収拾がつかなくなってしまうときなのです。
(「詩と言葉の通路」)
詩的体験とは、既に知っていることのなかに未知のものが割りこんだ状態だから、既知の表現では書けない。だから「わからないものをわかったように書いてはいけない」と著者は戒める。あなたはどうする。

定価980円+税
新書判並製・170頁
ISBN978-4-7837-2003-4
2005年1月第1刷 2014年5月第3刷

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